成果紹介 --- 1 家庭用パン発酵器の開発
事業紹介 --- 3 第1回大分県デジタルものづくり推進セミナー開催報告 技術研修「企業クラウド入門セミナー」を開催しました 粒子径・粒度分布測定に関する技術研修を開催しました 平成 25年度 機関評価委員会の開催
2013科学技術フェアの開催 計量に関する普及・啓発活動
ニュース --- 5 「大分県発明くふう展」表彰式
インターンシップとして大分高専生を受け入れました ものづくりプラザ入居企業の紹介
ダイハツ工業・ダイハツ九州展示商談会に出展
機器紹介 --- 7 精密万能試験機(250kN)の導入
B-H アナライザ、ミックスド・ドメイン・オシロスコープの導入 技術研修「B-H アナライザとパワーアナライザの活用」を開 催しました
家庭用パン発酵器の開発
1. はじめに
総務省の家計調査によると、 1 世帯あたりのパンの年
間支出金額は28,282 円( 平 成24年)であり、こ こ 10
年では横ばいに推移していま す。この金額は米の支出金
額とほぼ同等であり、多くの 家庭でパンが好まれている
ことがわかります。パンはも っぱらパン小売店やスーパ
ーなどで購入しますが、家庭 でもオーブンを使って作り
ます。平成22年には米から直 接、米粉パンを作ることが
できるホームベーカリーが販 売されたこともあり、家庭
でのパン焼きはさらに広まっ ています。ウエブのレシピ
サイトには約 11,000 件のホ ームベーカリーを使ったパ
ン作りレシピが掲載されてい ることからもホームベーカ
リーを使って焼き立てパンを 楽しむ家庭が増えているこ
とがわかります。
2. 株式会社リトルソルトと の共同研究について
株式会社リトルソルト(大分 市)(Fig.1)は、パンや
お菓子の販売やレッスン、ま た材料や器具等の販売を行
っています。平成22年に家庭 用パン発酵器「リトルボッ
クス」(Fig.2)の製造・販売 で経営革新計画の承認を受
けました。
ここで、パン生地の発酵には イースト(酵母)を働か
せるために30℃~35℃程度の 温度と、生地表面の乾燥な
どを防ぐために適度の湿度が 必要です。
Fig.1 株式会社リトルソルト (大分市)
Fig.2 家庭用パン発酵器「リ トルボックス」
技
術
情
報
お
お
い
た
No.167
2013.12
Oita Industrial Research Institute
http://www.oita-ri.jp/
大分県産業科学技術センターニュース
大分県産業科学技術センターニュース
したが、より安定した発酵器 内温度を得るために、断熱
材や熱源の追加などについて 短期間の共同研究を行いま
した(平成22年12月~平成23年2月)。この結果をも
とに、断熱材の追加工を施す よりも、電気式加熱を取り
入れることによって発酵器内 の温度の安定化を図ること
を目的として、共同研究を継 続することにしました(平
成23年5月~平成23年9月 )。
3. 先行品の調査
まず、市販の家庭用パン発酵 器(3 機種)について内
部の温度分布などを調査しま した。その結果、発酵器の
上部と下部では一定の温度分 布があることがわかりまし
た。また、熱源についてはど の機種もコード状ヒータを
つづら折りにして、アルミテ ープでアルミ板に固定して
いることがわかりました。
4. ヒータ配置の検討
研究対象の発酵器では、ヒー タと最下段の天板などの
距離を確保できないために面 状のヒータを底部に置く構
造 は 困 難 で あ り 、 ま た 底 面 に ヒ ー タ が あ る 場 合
(Fig.3(a))には発酵器内部 の温度ムラを小さくするこ
とは難しいことがわかりまし た。
そこで、ヒータをFig.3(b)の ように発酵器の底面の四
辺に配置しました。これによ り、発酵器内の温度や湿度
のムラを極めて小さくするこ とができ(Fig.4)、発酵器
内の底面にも天板を置いてパ ン生地を発酵させることが
可能になりました。
5. パン生地の発酵試験
ヒータの配置を検討した発酵 器を用いて、パン生地の
発酵試験を行いました。その 結果、生地の1次発酵、ベ
ンチタイム、2 次発酵におい て、発酵不良や過発酵する
ことなく、発酵できることを 確認しました(Fig.5)。
6. まとめ
本 共 同 研 究 は 蓄 熱 材 用 に 設 計 さ れ た 発 酵 器 を 電 気 式
に改良するもので、ここまで の研究成果については特許
を出願しました。また、次の 展開として製品開発支援担
当とともに、操作性や視認性 を高めたパン発酵器の開発
にも取り組んでおり、試作を 行っています。
現在、同社は株式会社デンケ ン(本社:由布市)の協
力を得て、改良された家庭用 パン発酵器を販売していま
す。今後も、これまでの共同 研究で得られた関係をもと
に、パン発酵器の改良などに 取り組んでいく予定です。
企業 猿渡史子 社長
センター
工業化学担当 谷口秀樹
工業化学担当 安部ゆかり
製品開発支援担当 佐藤幸志 郎
Fig.3 ヒータの配置の検討
Fig.4 発酵器内の温度と湿度
Fig.5 パン生地の発酵試験
(工業化学担当 谷口秀樹 [email protected]) (a) 底面に配置
(b) 底面の四辺に配置
ヒータ ヒータ
ヒ ー タ を 底 面 の 四 辺 に 配 置 す る こ と に よ っ て 、 パ ン 生 地 を 載 せ た 天 板 を 底 面 に 置 く こ と が で き 、 か つ 、 2 段 に重ねたときも上下段の温度ムラを小さくできる。
2次発酵前
第1回大分県デジタルものづくり推進セミナー開催報告
近年、3Dプリンタをはじめとしたデジタルデータによ
る3次元造形技術が広く注目を集めています。県内の製
造分野を中心とした産業界においても、これらを活用し
たイノベーションへの期待が高まっているところです。
当センターでは、県内の3 次元造形技術等の高度な生
産技術の導入企業、導入予定企業、関心のある企業に対
して、国内外の先進企業における活用事例、業種・製品
に応じた適正機種等についての情報を提供するセミナー
を今後、複数回に亘って開催します。
第1回セミナーは、3次元CAD及びCAEに関する長年
の経験をベースに、機械技術者向け専門誌、ウェブメデ
ィア、解説書などにおいて、3 次元CAD/CAE 及び3Dプリ
ンタの技術動向や操作解説に関する多数の執筆や講演活
動を行っておられる、ニコラデザイン・アンド・テクノ
ロジー社の水野 操(みずの みさお)氏をお迎えして開
催しました。話題の3Dプリンタについて、その分野で経
験の豊富な第一人者と評価される講師から直接話が聞け
る機会ということもあり、106 名の聴講者のご来場をい
ただき盛会裏に終えました。講演の中で印象深かった内
容を参考にしていただきたく、以下に列記します。
●2012年から2013年にかけて、3Dプリンタは一般向け
メディアにおいても取り上げられることが非常に多くな
った。その注目の理由として、世の中に必要なモノが行
き渡り、個々人の生活者に欲しいモノが特になくなった
時代における生産者側の閉塞感が、それを打破する技術
として3Dプリンタへの期待を高めていると思われる。
特に、今後の製造業はもっと小さな単位の集団で営む
ことが可能となり、そこではソーシャルネットや3Dプリ
ンタが役に立つという、ものづくり産業の変化について
指摘をした書籍「MAKERS - 21 世紀の産業革命が始まる」
(クリス・アンダーソン著)の与えたインパクトが大き
かった。
●3Dプリンタ技術を含めた3Dデジタルプロセスにおい
て、3Dデータは開発上流のデータ作成から活用まで途切
れずに最後までつながっている。3Dデータは3 次元の情
報を持った形状のデータであり、PCの中では触ったりぶ
つけたりできるバーチャルな物体であり、単なる三次元
の図面では無い。
●今後の新しいものづくりのテクノロジーは 3D データ
が前提になる。2D 図面のみのプロセスは減少傾向であり、
特に海外企業とのコラボレーションにおいては 3D デー
タが前提になることが増えている。2D図面のみと比較し
て、業務格差の増大、新規ビジネスチャンスの拡大、業
務革新への足がかりとなることが 3D データの活用によ
り期待できる。ただし、3D-CADをはじめとした3Dデジ
タルプロセスの導入は、2D のみだった現場からは設計者
の 工 数 が 増 え る こ と 等 フ ロ ン ト ロ ー デ ィ ン グ (製 品 開 発
プロセスにおいて初期工程に負荷をかけ、作業を前倒し
で進めること)が指摘され抵抗が多い。
●3D データは TV-CM 等のプロモーションでは既に多用さ
れており、実は身近な存在となっている。データの作成
から一気通貫の3Dデータの活用には、開発工程から商品
プロモーションにまで拡大している。
●再生医療分野における 3D プリンタによるチタン人工
骨の骨欠損の補填や音楽解析による CG キャラクタ自動
振付等の、講師の係わる3D デジタルプロセスの最新事例
について画像と共に紹介された。
(製品開発支援担当 佐藤幸志郎 [email protected])
■第 1回セミナー(終了)
日時:平成25年 11 月29 日(金) 14:30~16:50 場所:大分県産業科学技術センター 多目的ホール 演題:3D プリンタとデジタルデータの活用による産業
活性化の可能性
講師:(有)ニコラデザイン・アンド・テクノロジー 代表取締役社長 水野 操 氏
■第 2回セミナー(予定)
日時:平成25年 12 月18 日(水) 14:00~15:30 場所:大分県産業科学技術センター 第1 研修室 演題:3D スキャナの産業展開及びデジタル3 次元空間
の創造
講師:(株)データ・デザイン セールスユニット セールス G マネージャ 日尾 紀暁 氏
※)平成25年度に計 4回のセミナーを予定しています。 ぜひご参加ください。
「クラウドコンピューティング」の普及が進み、情報
システムをクラウド化する企業が増えています。「必要な
時に、必要な量のアプリ環境を利用できる」、「データ保
全性が高い、マシントラブルがない、可用性も高い」な
ど、クラウド環境は社内システムに適しています。
本セミナーでは、概要編と技術編に分け、一般の方々
から技術者の方々にも受講いただける構成としました。
その1では「Amazon社提供のAmazon Web Service(10
月 18 日(金))」、その 2 では「セールスフォース・ドッ
トコム社提供の顧客管理システム(11 月 7 日(木))」に
ついて、それぞれ専門の講師が特長・技術面・事例紹介
などを解説しました。
今後も導入が進むクラウド環境、技術面でご相談がご
ざいましたら、お気軽にお問い合わせください。
(電子・情報担当 幸 嘉平太 [email protected])
粒子径・粒度分布測定に関する技術研修を開催しました
粒度分布測定とは、粉末試料中にどれくらいの大きさ
の粒子がどれくらいの割合で入っているかを測定するも
のです。鉱産物、食品、塗料、医薬、化粧品などの原料
として使用される粉体や粉体製品の品質管理や研究開発
などで使用されています。
11月27日に株式会社堀場製作所より田中悟氏を講師
としてお招きし、微粒子計測について(測定方法の種類、
光を使った微粒子測定の概論)、レーザー回折/散乱法の
基本、動的光散乱法の基本、についてご講演頂きました。
講演後、参加者にご持参いただいた試料を使って測定実
演を行い、実務的な質疑応答を活発に行いました。
今回の研修には、8 社・団体より 19 名の方にご参加い
ただきました。
今後も、企業の方の役に立つ研修を開催していきたい
と考えています。ご活用いただければ幸いです。
(工業化学担当 柳 明洋 [email protected])
平成 25 年度 機関評価委員会の開催
センターでは、業務評価制度の一つとして大学や企業、
産業支援機関等の外部機関から委員をお招きし、センタ
ーの運営や業務について評価をいただく「機関評価委員
会」を平成 18 年度から開催しています。
今年度は、昨年度に引き続き就任いただいた 7 名の委
員により 11 月 26 日(火)に開催しました。
はじめに、センター長、参事、専門研究員から昨年度
の評価への対応状況や次期中期業務計画の概要について
説明を行った後、「組織・運営」「技術支援業務」「研究開
発業務」「振興業務」の評価項目について委員との質疑応
答や意見交換が行われ、委員協議の後、大分大学工学部
教授の田中委員長から総合講評をいただき閉会しました。
今回いただいた評価の内容は、ホームページ等で公開
す る と と も に 、 今 後 の 業 務 改 善 に 役 立 て て 参 り ま す 。
(企画連携担当 佐藤雄司 [email protected])
事業 紹介
2013科学技術フェアの開催
次世代を担う子どもたちの科学やものづくりへの関心
を高めるために、11 月 10 日(日)に 2013 科学技術フェ
アを開催しました。
ふくらむ科学でパン屋に変身!!
今年は 8 つの体験参加型教室と 2 つの自由参加のイベ
ントを開催し、抽選で選ばれたのべ 213 名の参加者(県
内の小学 4~6 年生)が工作や実験を楽しみました。
A ハンダ付けに挑戦!3 石スーパー式ラジオを作ろう
B 「マイナス 196℃」の世界を体験しよう!
C ばねを作ってはかりを作ってみよう!
D 身近なものを使って跳ねるボールを作ろう
E 体験しよう!思い出のかんづめづくり
F 電気を作ってモーターカーを走らせてみよう!
G 磁石と電線でモーターの原理を学ぼう
H ふくらむ科学でパン屋に変身!!
(企画連携担当 濱名直美 [email protected])
計量に関する普及・啓発活動
平成 5 年 11 月 1 日に新計量法が施行されたことを記念
して、国は毎年11月1日を計量記念日、11月を計量強
調月間と位置づけています。計量検定担当では 11 月に計
量記念日ポスタ-の展示、計量啓発パンフレットの街頭
配布及び計量教室を開催し、計量に関する普及・啓発活
動を行いました。
【パンフレット配布】 11 月 1 日(金)に日田市、豊
後大野市及び佐伯市で約300 名の消費者へ“ご存じです
か?「はかり」の検査”を特集したパンフレット「計量
のひろば」などを配布しました。
【計量教室】 11 月13 日(水)に国東市、11月19
日(火)に由布市で開催し、各市内の消費者約 30 人の参
加がありました。参加者に日常生活の中にある計量への
理解を深めてもらうために、購入した食料品の重さを実
際に量って、表示どおりの内容量となっているか、確認
していただきました。参加者からは、「あらためて計量の
大切さを認識しました」「これからは商品の内容量表記も
注意して見ます」などの感想が寄せられました。
(計量検定担当 山本恵二 [email protected])
「大分県発明くふう展」表彰式
昭和 16 年に初めて開催された大分県発明くふう展は
今年 72 回目を迎え、多くの優れた作品が集まりました。
展示会は 10 月 25 日(金)~27 日(日)に iichiko 総合
文化センター(大分市)のアトリウムプラザで開催され、
10 月 26 日(土)に表彰式が行われました。
小中学校の部は 63 点、高等学校の部は 50 点、一般の
部は 1点で計114点が展示されました。審査により 10
種の個人賞で 23 作品が決まり、県知事賞に小中学校の部
から大分大学付属小学校の直野稜太郎君の「ころんでも
痛くないジーパン」が選ばれ、高等学校の部では県立日
出暘谷高等学校の森崎亮介君、河野雄太君の 2 名の共同
作品「空き缶の落ち葉対策トイ」が選ばれました。また、
団体賞が 2 団体に授けられました。
なお、日本弁理士会会長奨励賞以上の上位受賞作品に
ついては、平成 25 年度末に開催される「第 72 回全日本
学生児童発明くふう展」に推薦出品されます。
(企画連携担当 濱名直美 [email protected])
事業 紹介
ニ ュ ー ス
センターでは毎年、大学や高専からインターンシップ
の学生を受け入れています。今年は8月19日~30日ま
での期間(実働 10 日間)で、大分高専制御情報工学科の
4年生を2名受入れました。実習では画像処理のツール
集である OpenCV を使って、基礎的な画像処理プログラミ
ングを体験していただきました。
初めにVisual C++やOpenCVの開発環境を設定し、そ
の後、画像ファイルの読込みとモニタへの表示、USB カ
メラからの画像の取込み、画像の処理、ウィンドウへの
処理画像の表示などのプログラムを開発しました。
以下に、学生の感想と作成したプログラムでの画像処
理例をご紹介します。
■木村さん
僕は今回のインターンシップで初めて OpenCV を使い
ました。初めのうちはわからないことばかりで、サンプ
ルプログラムを参考にそのままのプログラムを作っても
エラーが出てしまい、そのエラーの原因もよくわからな
くて大変でした。しかし、色々調べていくうちにエラー
が出た原因や、サンプルプログラムに使われている関数
の意味などがわかっていき、最終的には色々参考にしな
がらですが、自作の画像処理プログラムを作ることがで
きて嬉しかったです。
■徳丸さん
今回の実習では、使うソフトをインストールすること
から始めました。そのソフトを使える環境にするには沢
山の時間を要し、その際にパソコンの仕組みの一部を教
えていただきました。そしてソフトが使えるようになり、
OpenCV を使ってプログラムを組みました。初めはサンプ
ルプログラムが何をしているのかわからず、よくわから
ないまま組んでいましたが、最終的なプログラムでは理
解することができ、目的の動きをしてくれたときには感
動しました。
(画像処理例 左:画像の貼合せ、右:画像の色反転)
(電子・情報担当 佐藤辰雄 [email protected])
ものづくりプラザ入居企業の紹介
「 も の づ く り プ ラ ザ 」 は 、 創 業 間 も な い ベ ン チ ャ ー 企
業 や セ ン タ ー と 共 同 で 研 究 を 行 う 企 業 を 支 援 す る た め 、
平 成16年 度 に セ ン タ ー 内 に 設 置( 5室 )さ れ た イ ン キ ュ
ベ ー ト 施 設 で す 。
今 年11月 か ら 、も の づ く り プ ラ ザ の M104 号 室 に「 株
式 会 社 ゆ ふ ・ は 」 が 入 居 し 、 地 域 資 源 を 活 用 し た 農 林 産
物 を 原 料 と す る 健 康 食 品 や 化 粧 品 の 企 画 ・ 開 発 ・ 製 造 ・
販 売 な ど の 事 業 を 展 開 し ま す 。
セ ン タ ー で は 、 「 も の づ く り プ ラ ザ 」 に 入 居 さ れ た 企
業 に 対 し て 、 技 術 課 題 の 解 決 に 向 け て 、 設 備 面 や 情 報 提
供 な ど の ソ フ ト 面 に つ い て 支 援 を 行 っ て い き ま す 。
■ 業 務 内 容
・ 化 粧 品 の 企 画 、 開 発 、 製 造 及 び 販 売
・ 農 林 産 物 を 原 料 と す る 健 康 食 品 の 企 画 、 開 発 、 製 造
及 び 販 売
・ エ ッ セ ン シ ャ ル オ イ ル 及 び ア ロ マ オ イ ル の 製 造 及 び
販 売
企 業 名: 株 式 会 社 ゆ ふ ・ は
代 表 者: 代 表 取 締 役 新 名 宏 二
携 帯 電 話: 080-5268-7094
TE L& FAX: 097-578-8691
代 表 取 締 役 新 名 氏
( 企 画 連 携 担 当 濱 名 直 美 [email protected])
ダイハツ工業・ダイハツ九州展示商談会に出展
九州自動車・二輪車産業振興会議主催の九州自動車新
技術・新工法展示商談会に、「EV モータおよび車載モー
タの小型・高効率化を実現する高精度磁気特性試験器」
をパネル展示しました。
この展示会は、ダイハツ工業(株)、ダイハツ九州(株)
に対して、九州・山口の地場企業が新技術・新工法を提
案するもので、ダイハツ九州(10/15、大分県中津市)に
16 社、ダイハツ工業(10/23、大阪府池田市)に18 社が
出展しました。出展企業は、プレス技術から表面処理技
術まで多岐にわたる自社技術を強く PR していました。
当センターは、従来から開発してきた応力負荷型単板
磁気試験器(特願 2011-188655)を EV モータおよび車載
モータに使用される電磁鋼板の正確な磁気特性測定に利
用することで、電磁鋼板の持つ磁気特性を最大限活用し、
車載モータの小型・高効率化が可能であることを、開発
部門の技術者らに提案しました。
訪問者は、ダイハツ九州で150 人以上、ダイハツ工業
で 250 名以上あり、当センターの技術力の高さをアピー
ルできました。
(電磁力担当 城門由人 [email protected])
精密万能試験機(250kN)の導入
公 益 財 団 法 人JKAの 補 助 事 業 に よ り 、 精 密 万 能 試 験 機
( 250kN)を 更 新 し ま し た 。本 試 験 機 は 金 属 材 料 や 工 業 製
品 の 強 度 試 験 ( 引 張 試 験 、 圧 縮 ・ 曲 げ 試 験 等 ) に 使 用 さ
れ 、 定 速 、 応 力 増 加 率 、 ひ ず み 増 加 率 等 の 制 御 が 要 求 さ
れ る 試 験 に 対 応 可 能 で す 。 自 社 で 製 造 ま た は 使 用 さ れ る
素 材 や 製 品 等 の 評 価 に 是 非 ご 活 用 下 さ い 。
【 型 式 】 ( 株 ) 島 津 製 作 所 製 、 AG-250kNXplus
【 仕 様 】 最 大 負 荷 容 量 及 び ロ ー ド セ ル 定 格 容 量 : 250kN
精 度 : 表 示 試 験 力 の ± 1%以 内
( た だ し 、 ロ ー ド セ ル 定 格 容 量 の
1/1~ 1/1000の 範 囲 に お い て )
ク ロ ス ヘ ッ ド 移 動 速 度 : 0.0005~ 500mm/min
有 効 試 験 幅 : 600mm
最 大 引 張 ス ト ロ ー ク : 600mm
最 大 サ ン プ リ ン グ 速 度 : 0.2msec
引 張 試 験 治 具:平 板 用t=0~ 25.5mm( W=50mm)、
丸 棒 用 φ 4~ 30mm
圧 縮 試 験 治 具 : 固 定 式 圧 板 φ 100、 200× t40mm
そ の 他 : 金 属3点 曲 げ 治 具 、 伸 び 計 等 あ り
【 使 用 料 】 1時 間 1,110円
【 活 用 例 】
(1)金 属 材 料 の 引 張 試 験 、 溶 接 継 手 の 引 張 ・ せ ん 断 試 験
等 のJISに 従 っ た 各 種 試 験
(2)熱 処 理 、 表 面 処 理 、 鍛 造 、 曲 げ 加 工 等 に よ る 材 料 や
製 品 の 強 さ の 変 化 の 把 握
(3)工 業 製 品 の 品 質 管 理 、 ク レ ー ム 対 策 、 取 引 先 へ の 品
質 説 明 等
( 機 械 ・ 金 属 担 当 高 橋 芳 朗 [email protected])
ニュ ース
機
器
紹
介
B-Hアナライザ(岩通計測 SY-8219)は、ケイ素鋼板や
ソフトフェライトなどの交流磁気特性を測定する装置で、
軟磁性材料を使った電磁応用機器の開発や製品検査に最
適です。実使用条件での磁気特性を把握できるように、
10Hz~1MHzまでの高周波測定、恒温漕スキャナシステム
を使った-30 ℃~150 ℃の温度特性測定が可能です。付
属のパワーアナライザ(岩通 計測 PPA5530)は、電気機
器の電力を高精度に測定する装置で、インバータ機器に
対応しており、電力変換効率、2MHz までの高帯域測定、
高調波解析などが可能です。
オ シ ロ ス コ ー プ に ス ペ ア ナ 機 能 を 統 合 し た ミ ッ ク ス
ド ・ ド メ イ ン ・ オ シ ロ ス コ ー プ ( テ ク ト ロ ニ ク ス
MDO4104-3)は、アナログ、デジタル、シリアル・バス、
RF信号を同時観測・解析する装置で、RFモジュールや電
子機器のEMI問題の解決やデジアナ混在基板の開発に最
適です。アナログ周波数帯域 1GHz、最大サンプルレート
5GS/s、RF周波数帯域50kHz~3GHzで計測でき、アクテ
ィブプローブ、差動プローブ、近接界プローブなど多様
なプローブ類を付属しています。これらの機器は経済産
業省の平成24 年度補正予算事業「地域新産業創出基盤強
化事業」により導入しました。ぜひご活用ください。
(電磁力担当 池田 哲 [email protected])
技術研修「B-H アナライザとパワーアナライザの活用」を開催しました
今年度に導入した B-H アナライザとパワーアナライザ
の周知と利用促進を図るために、11月12日(火)に技
術研修を開催しました。
「高効率機器開発のための B-H アナライザとパワーア
ナライザの活用」のテーマで、講師に岩通計測株式会社
の成田芳正様をお迎えしました。まず座学にて、電気機
器の付加価値向上には磁性材料の評価が重要であるなど
の導入説明があった後、今回の対象機器である B-H アナ
ライザとパワーアナライザに関する基礎知識と機器の特
徴などについて解説がありました。
続く実習では、参加者全員が測定試料(トロイダル形
状のソフトフェライト材)に、測定のための 1 次および
2 次コイルを巻き、B-H アナライザによる磁気特性の測定
を行いました。その後、パワーアナライザによる測定試
料の消費電力の測定を行いました。
機器の操作性を体感できる実習によって、活発な質疑
応答が行われ、参加者は今後の機器の有効活用のヒント
を掴むことができたようでした。
これらの機器の使用や、測定の依頼、本研修の再企画
などのご要望があれば、随時お知らせください。
(電磁力担当 沓掛暁史 [email protected])
技術情報おおいた 〔大分県産業科学技術センター ニュース〕 No.167 発行 2013年12月9日
〒870-1117 大分県大分市高江西1丁目4361-10
大分県産業科学技術センター 企画連携担当 Tel. 097-596-7101 E-mail:[email protected]